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タイムカプセル - 24

 3人で作った豪華夕食を、5人で食べた。

 四角いテーブルに、いつもなら私と奈津美がこっち、そして両親が向こう側に座るのに、今夜は、剛と私が並んで座り、母と奈津美が向こう側、父は一人でお誕生日席に座った。こんな、普段とは違う雰囲気が、剛の存在をより浮き立たせる気がした。

 5時からずっと飲み続けている剛と父は、7時を過ぎて夕食の時間になると、もうかなり良い調子になっていた。

 剛が飲める人で良かったと思った。父は昔からよく言っていたのだ。私や奈津美が結婚して父に義理の息子ができたら、一緒に飲みたいと。女性陣の私たちも飲めるけれど、やっぱり男同士でと言うのが良いらしい。本当は息子の一人でも欲しかったようだけど、申し訳ないけれど、私たちは二人とも女の子だった。まだ剛は義理の息子になった訳ではないけれど、それでも父のこの雰囲気は、もうそれを楽しんでいるように思えた。

 そして、案の定、食事が済むと、

「よし。剛君、もう少し飲みに行くか。」

 と、父が剛を誘った。

 時間はまだ9時だ。土曜日だし、明日も休みとなると、確かにもっとゆっくり飲める時間ではある。

「え〜、私やだよ。このままうちで飲めばいいじゃん。」

 私はもう動きたくない気分になっていた。それに、これからアパートに戻らないと行けないと言うのもあった。

 そうすると、父が、

「おまえには聞いとらん。剛君に聞いとるんだ。」

 と言った。

「な、剛君。男同士で飲みに行こう。」

「は、はい。是非。」

 何? そういうことだったの? 私は必要ないんだ・・・。何だか不思議な感じがした。

 結局、父と剛は二人で何処かに飲みに行った。

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